【ボートレース】野田なづき「峰竜太さんがいなかったら辞めていました」〈後編〉
【女子ボートレーサー・インタビュー 野田なづき(23=佐賀)後編】 ――峰竜太に弟子入りするきっかけは 【写真】「師匠」峰竜太はボートレース界の大物だ 野田 峰さんは私が本当にレーサーを辞めたいと思っている時期に出会ったんです。「向いてないから、そろそろ…」って思っている時に峰さんが助けてくれた。 ――どんな言葉をかけられた 野田 その時の私のメンタルがマイナスなことばっかりだった。レース場に行きたくないみたいな感じだったんですけど、そんな時に「逆に強くなったら誰も言ってこんけん」と峰さんが言ってくれた。そして「俺が助けるけん。ちょっとだまされたと思ってやってみて」という感じから、レースの話をするようになりました。そこから「実力をつけよう」「言われないレーサーになりたい」と考えるようになった。 ――大きな存在 野田 峰さんがプロペラ、走り方も教えてくれた。すごく感謝しています。救ってくれた一番デカい存在じゃないですかね。峰さんがいなかったら選手を辞めていました。がっつり師弟関係とかじゃなくて、本当にグループの一員として私を見てくれている感じですね。もちろん憧れのレーサーでもあります。 ――近況は 野田 調子はいい方だと思います。エンジンもあんまり悪いのを引かない。それが成績につながっているのかな。走り方も変えました。以前は全部、握って上を行ってやろうって感じで事故パンになったので、隊形をしっかり見て差しを選ぶことが多い。今の走り方は。コケたおかげ、事故パンのおかげだと思います(笑い)。 ――休日の過ごし方 野田 基本的に家族旅行が多いですね。流れが悪い時、うまくいかなかった時は気持ちを切り替えるために髪の毛を切りに行ったり、美容室に行って髪色、ネイルを変えたり…。自分の見栄えをバンと変えますね。 ――地元からつへの思い 野田 地元だから他のレース場に比べて気持ちの入り方が違う。感謝の気持ちを持って走った時って、だいたい成績がついてくるんですよね。2月の初優出も自信になっています。でも多くのことはできないので、一走一走、目の前の一節一節っていう感じが現状です。気持ちを込めて走りたいです。
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