「スパイダーマン4」新監督に「シャン・チー」のデスティン・ダニエル・クレットンが浮上
マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが共同製作する「スパイダーマン」シリーズ最新作「スパイダーマン4(仮題)」の監督に、デスティン・ダニエル・クレットンが交渉中であることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。 これまでトム・ホランド主演の「スパイダーマン」3部作を手掛けたジョン・ワッツ監督は、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピット共演のオリジナル作品「ウルフズ」を完成させたばかり。続編製作も決定しているため、マーベルとソニーは他の監督にアプローチをはじめたようだ。 新たに監督候補として浮上したクレットンは、マーベル作品「シャン・チー テン・リングスの伝説」で高い評価を得た実力派だ。マーベル・スタジオとオーバーオール契約を結んでおり、現在はディズニープラス向けの「ワンダーマン(原題)」シリーズの制作総指揮と監督を務めている。また、「アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記」でも手腕を発揮し、幅広い作品で実績を重ねている。 「スパイダーマン4」では、トム・ホランドが引き続きピーター・パーカー/スパイダーマン役を演じる。脚本もこれまで通りクリス・マッケナとエリック・ソマーズが執筆。マーベル・スタジオのケビン・ファイギとソニー・ピクチャーズのエイミー・パスカルがプロデューサーを務める。撮影は来年初めに開始される予定だという。 クレットン監督は「スパイダーマン4」の他にも、「シャン・チー」の続編や実写版「NARUTO ナルト」の企画も抱えており、今後の活躍が期待される。 クレットン監督の視点がどのように「スパイダーマン」シリーズに反映されるのか、注目だ。なお、今回の報道に関して、マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズはノーコメントとしている。