【速報】斎藤元彦兵庫県知事「決断はかたまりつつある」「白紙ではない」 さらに「私も人間なので胸の内は苦しい」としつつも「辞職すべきではない」とも
兵庫県の斎藤知事が24日午前、不信任決議案可決後初めて登庁し「決断はかたまりつつある」「白紙ではない」と話しました。また「私も人間なので胸の内は苦しい」としつつも「辞職すべきではない」とも話しました。 19日夕方、斎藤兵庫県知事に対する不信任決議案の採決が行われ、県議会の86人全員が賛成票を投じ、全会一致で可決されました。斎藤知事は29日までに「議会を解散」「辞職」「失職」などを選択することになりますが。斎藤知事は自身の進退の表明について「タイミング・日時はあらかじめ伝えたい」と話していました。 24日午前、公務のため登庁した斎藤知事は「決断はかたまりつつある」「白紙ではない」と話しました。また「私も人間なので胸の内は苦しい」としつつも「辞職すべきではない」とも話しました。 以下、登庁後の囲み会見抜粋 (記者)「不信任への対応は決まりましたか?」 (知事)「思い悩みながら3連休考えてきました。やはり人間ですから、かなり苦しい選択でもあるのでしっかり考えて決めていきたい」 (記者)「週末にテレビ出演をして県民から『出直し選挙への準備じゃないか?』との声もありますが」 (知事)「出演の依頼をいただいて、これまでも説明の機会をいただいていますが、まだまだ伝わりきらない面もあると思いましたので」 (記者)「テレビ出演の中で、記者会見の場を設定して自分の気持ちを説明すると言われていたが、会見はいつごろを予定?」 (知事)「いずれにせよ今週内がリミットなので、自分の気持ちが固まり次第、説明の場を作りたいと思います」 (記者)「テレビ出演をした理由は?」 (知事)「依頼があったというのが大きなきっかけです。自分自身が辞職を選択しなかった理由など、自分の考えやこれまでやってきた改革への思いを伝えさせて頂く機会として、依頼を頂けたことは感謝しています」 (記者)「出直し選挙を意識したものではない?」 (知事)「そういうことよりも、県民のみなさんから、もっと自分の言葉で自分の思いを説明すべきだという声も頂いていたので、インタビュー形式でゆっくりお話をさせていだくというのは大事だと思いました。私も人間ですから、世間的にはメンタルが強いと言われているかもしれませんが、今朝も苦しい胸の内もあったり、思い悩むこともありましたんで、県政をどうしたいのか、どうしたかったのかということをお伝えするのは大事だと思います」 (記者)「この問題が始まって以降、いまがいちばん苦しい時期でしょうか」 (知事)「正直言うとずっと苦しかったですけどね。いろんな批判、議会との状況もあり、淡々とやっているように見えたかもしれないですが、朝起きてしんどい時もありましたし。しかし、県政を前に進めるためには、私は職を辞するべきではないと、4年間の任期を全うしたいという思いでやってきました」 (記者)「何がいちばん苦しいですか」 (知事)「思いが伝わらないというのもありますし、自分の力不足、県民のみなさんに対しての申し訳なさ、いろんなものが去来します。それでも前に進んでいきたいという思いでいまもここに立っています」 (記者)「まだ悩んでいるということだったが、白紙の状態なのか、それともある程度選択肢は決めているのか」 (知事)「白紙ではなく、だいぶ固まりつつあります。重い決断ですから、思い悩みます」 (記者)「職を辞すべきではないという発言がありましたが、ということは自ら辞職という選択肢はなくなっていて、失職して出直し選か議会の解散かの2択ですか?」 (知事)「そこまで絞れてはいません。だいぶ固まってはきましたけど、しっかり考えて決めたいと思います」