森公美子 交通事故で障がい者となった夫の介護で18年「いい導きしてもらった」 20年には肝臓がんにも
女優の森公美子(64)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・30)にゲスト出演。18年の夫の介護について語った。 司会の黒柳徹子から「最近は障がい者施設でボランティアやってる?」と話を振られた森は「私、2006年に主人が交通事故で障がい者になってしまったんですけど、それをきっかけに、障がい者の方たちと“こんにちは!”ってとこから始まって、“何か私で役に立つことがないかな?”と思っていたら“歌を一緒に歌ったらどうかな?”と思って」と説明。「みんなに歌を教えているんですけど。リトミックのようなことをやっていて。いろいろな方がいらっしゃって、そばにいて、手を取って、トントントンってやってもわかってくださるんですよ。一所懸命やると伝わるもんですね」と笑顔を浮かべた。 「やらせていただいて、本当に充実感(がある)。皆さんのためにやっているんじゃないです、私のためにやっているんだなって、実感します、最近」としみじみ。「皆さん、喜んでくれて、発表会で発表した後にお手紙くれたりとか、私、泣きっぱなしでした。ご父兄の方々から“一生懸命に頑張っている姿を見るだけで涙が出ます”って言われると、私のためにですけどね、やって良かったな」と語った。 そんなボランティア活動への夫が導いてくれたと森。「完全にそうですね。私、障がい者の方たちのご苦労とか、ご家族のご苦労をどういう状況かを全然知らなかったんですよ。どういうきっかけでそういう世界と触れ合うかは分からないんですけど、(今では)主人と出かけることができるようになったりとか、仲間たちと一緒になって音楽をできるようになることが幸せです。いい導きをしてもらった」と夫に感謝した。 そんな夫の介護は18年になる。「ちょっとコンビニに行ってくるって事故になっちゃった」と回顧。さらに「主人は2020年にがんも患って、早期だったので、肝臓がんだったんですけど」と夫の病も告白。「とっても飲むのが好きだったので、なる可能性はあったんですけど、先生が素晴らしい先生で見てくださって、パパパッと処理をしてくださって。今、4年目に入りましたけど、全然そういう、血液検査の腫瘍マーカーがまったくない。一応、健康で。血液検査は優秀なんです、私より優秀なんです」と笑った。