神戸マラソン2024、最終走者がフィニッシュ 2万人が大声援受け力走
「感謝と友情」がテーマの「神戸マラソン2024」(神戸新聞社など共催)は17日、神戸市役所前をスタート、神戸・ポートアイランドでフィニッシュする42・195キロで行われた。約2万人のランナーが参加し、制限時間となる午後4時ごろに最終走者がフィニッシュした。 【写真】震災復興の象徴「ヒマワリ」をイメージし「黄色い手袋」を掲げるランナーら 2011年に始まり、新型コロナウイルス禍で20年から2年の延期を経て、今年で12回目。阪神・淡路大震災の際に寄せられた国内外からの支援に対する感謝の思いが込められ、東日本大震災や熊本地震の被災者のほか、今年は能登半島地震の被災地からの参加もあった。 「走りたくなる、景色がある。」をキャッチフレーズに掲げた今回は、2人一組でフルマラソンを継走する「リレーラン」が新設されたほか、海外在住ランナーの参加が過去最多となった。 ランナーはスタート後、震災復興の象徴となっている神戸市長田区の鉄人28号モニュメント近くを通って西へ。沿道からの大声援を受けながら須磨、垂水を過ぎ、明石海峡大橋をくぐった後、山陽電鉄・西舞子駅付近を折り返した。37キロ付近で最大の難関となる浜手バイパスの急坂を越えて神戸大橋を渡り、神戸・ポートアイランドでフィニッシュした。(大原篤也)