英老舗穀物商社ED&Fマン、米ハートリーと身売り交渉-関係者
(ブルームバーグ): 240年余りの歴史を持つ英穀物商社ED&Fマンが、米エネルギー企業ハートリー・パートナーズとの間で、身売り交渉を行っていると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ハートリーはED&Fマンが抱える債務(10億ドル余り=約1540億円)のかなりの部分を買い取っており、合意がまとまる可能性がある。
関係者によると、元ゴールドマン・サックス・グループのエネルギートレーダーが設立したハートリーは、ED&Fマンとの協議を継続中で、最終決定には至っていない。
ED&Fマンは「幾つかの一方的なアプローチ 」を受け取ったと昨年明らかにしていた。同社は業務は平常通りとした上で、「取締役会は全ての利害関係者にとって何が最善の利益か検討する義務があり、それを実行している」と以前の説明を繰り返し、それ以上のコメントを控えた。
ハートリーもコメントを控えている。
原題:Hartree Is Said to Be in Talks to Buy Commodity Trader ED&F Man(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Isis Almeida, Jack Farchy