大阪エリア、1日周遊券などをQRコードで 交通7社でスタート
鉄道・バスの利用や観光施設の入場がQRコードでできる共通サービス「スルッとQRtto(クルット)」が17日、大阪で始まった。 【写真】新しいQRコードサービスの開始にあたり、スルッとKANSAI協議会の会長、堀元治・大阪メトロ常務(中央)らがテープカットに臨んだ=2024年6月17日午前11時9分、阪神電気鉄道の大阪梅田駅、西村宏治撮影 専用のサイトから乗車券をクレジットカードなどで購入し、スマホに表示させたQRコードをかざせば駅の自動改札機を通れる。大阪を拠点とする大阪メトロ、大阪シティバス、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神の7社の路線で使えるほか、提携先の一部の観光施設にも入場できる。 関西を中心とした交通各社で共通乗車券などを企画・発行する「スルッとKANSAI協議会」の取り組みだ。これまで、磁気カード式の共通乗車券や、ICカード「PiTaPa(ピタパ)」などを発行してきた。 協議会会長の堀元治・大阪メトロ常務は「QRコードは、企画段階から約5年をかけて準備してきた。今後もデジタル化などの環境変化を的確にとらえて、お客様に喜ばれるサービスを展開したい」と述べた。 駅のQR改札は整備中のところもあるが「大阪の主要駅では対応している」(同協議会)という。(西村宏治)
朝日新聞社