「旅行キャンセルで偶然家に」京都で民家火災も住民お見事連携プレー、消防署員到着前に鎮火
民家火災の初期消火に協力したとして、京都市北区に住む4人に北消防署が感謝状を贈った。消火が数分遅れていたら隣の家に延焼していた可能性もあり、火に恐れず立ち向かったチームプレーをたたえた。 【写真】見事な連携で消火し、感謝状を受け取った人たち 同署によると、10月13日午後7時55分ごろに同区上賀茂で民家火災を覚知した。山西節子さん(56)が「ボン」という音を聞き、外を見たところ、隣の室外機から2メートル近い火柱が見えたという。 節子さんがすぐに119番し、指令センターの指示に従い夫の哲哉さん(56)と三男の輝さん(25)が外の水道ホースやバケツで消火活動に当たった。様子を見にきた澤田辰弥さん(36)も協力し、署員が到着する前に鎮火した。 10月31日に同署で贈呈式があり、節子さんは「旅行に行く予定がキャンセルになり偶然家にいたので気づけた。署の指示のおかげで防げた」とし、澤田さんは「落ち着いて協力できた」とうなずいていた。