東京ヴェルディ歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング1~10位。クラブの歴史を築き上げた外国籍選手たち
3位:ペレイラ(ブラジル) 生年月日:1960年3月6日 Jリーグ通算出場数:125試合 在籍時期:1992-95 ペレイラは、Jリーグ創設期のヴェルディ川崎で大活躍した助っ人だ。3シーズンでリーグ戦125試合に出場している。 センターバックのペレイラは、強靱なフィジカルやカバーリング能力の高さを武器にチームの守備を引き締め、最終ラインで圧倒的な存在感を放った。強烈で精度の高い左足のフリーキックも魅力で、1995シーズンは6得点を挙げている。 ペレイラは93、94シーズンとJリーグのベストイレブンに選出された。94シーズンはMVPも受賞しており、ヴェルディの黄金期を築いた立役者の一人であることに疑いの余地はなく、クラブ史上最強の助っ人DFと言っても過言ではない。 ペレイラはその後、北海道コンサドーレ札幌でも活躍した。Jリーグが誕生したばかりの日本サッカー界に、大きなインパクトを与えた外国人選手だ。
2位:マテウス(ブラジル) 生年月日:1993年4月10日 Jリーグ通算出場数:133試合 在籍時期:2020- マテウスは、2020年に東京ヴェルディに加入したブラジル人GK。クラブの外国人選手としての最多出場記録を塗り替えるのは時間の問題となっている守護神だ。 11歳でコリンチャンスの下部組織に入ったマテウスは、サッカー王国ブラジルでも期待のGKで、13年にはブラジルA代表に招集されている。当時のマテウスはトップデビューがない若手だったが、それほど注目されていた選手だったことがうかがえる。 しかし、コリンチャンスでなかなか定位置をつかむことができず、リーグ戦の出場はないまま、19年にフィゲイレンセへ移籍。そして、20年に東京Vにやってきた。 26歳で東京Vに加入したマテウスは、プロとしての経験値に不安はあったものの、すぐにフィットした。守備能力が高く、冷静沈着なプレーでチームに落ち着きをもたらし、すぐにレギュラーになっている。22シーズン途中に城福浩監督が就任してからはチームの守備組織がまとまり、今季J2では31失点。リーグ最少失点の守備力をベースに、J1昇格を成し遂げている。その中心にいたのが、GKのマテウスだった。 23シーズンは副キャプテンとして東京Vを引っ張る一人だったマテウス。ブラジルでは期待されたほど飛躍できなかったが、東京Vでは誰もが認めるリーダーだ。