今泉自治会が最高賞、合掌造りで平和願う 21日から中田かかし祭(富山県高岡市)
富山県高岡市中田地区で21、22の両日に開かれる「第41回中田かかし祭」を前に、かかしコンクールの審査会が20日、会場の市中田コミュニティセンター周辺で行われ、今泉自治会の「世界遺産」がグランプリに輝いた。 今年は団体一般、団体事業所PR、個人、素朴なかかし、子どもの5部門に103点の応募があり、全部門の中からグランプリ1点を選んだ。 今泉自治会はわらや木、麻袋などを使い、五箇山の合掌造り家屋の前でこきりこを踊るかかしを制作。手を合わせる形に由来するとされる合掌造りで世界平和への願いを込めた。4回目の出品で初のグランプリとなり、島崎幸治さん(68)は「グランプリを目指していたので大変うれしい。躍動感を見てほしい」と話した。 中田かかし祭は、パリ五輪の選手や新札の顔などを題材にしたユニークなかかし109体が勢ぞろいする。地元の自治会や団体でつくる実行委員会主催。北日本新聞社共催。