【大学選手権】 昨年の覇者・青学大が4強進出 勝ち越しを呼んだ主砲・佐々木泰の犠牲バント
◇報知新聞社後援 第73回全日本大学野球選手権▽準々決勝 青学大6―3中京大(13日・神宮) 【トーナメント表】今秋のドラフト注目選手も出場 東都大学リーグで通算12本塁打を放つ青学大の5番・佐々木泰三塁手(4年=県岐阜商)の送りバントが、打線に火を付けた。 7回を終わって3―3という厳しい展開。8回裏の青学大は、2連続四球で無死一、二塁のチャンスを得ると、佐々木は自らの意思で送りバントを行い、走者を進めた。次打者の四球で1死満塁になり、7番・渡部海捕手(2年=智弁和歌山)の左中間二塁打で2点勝ち越し。8番・中田達也左翼手(3年=星稜)の内野安打で、さらに1点を追加した。 主将としてフォア・ザ・チームに徹した佐々木は、バントの場面を次のように振り返った。「監督さんから『どうしたい?』と話しかけられて『送って次に任せます』と答えました。キャプテンがああいうことをすると、チームが乗ってくるのは自覚しています」 結果は、ピッチャー前へのナイスバント。「いざという時のために、練習はしています。完璧でした」と笑顔を見せた。
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