JR草江駅に英語の案内版 旅行者増見据え、乗降方法分かりやすく【宇部】
JR宇部線利用者促進協議会(伊藤一統会長)は、草江駅に日本語と英語で列車の乗降方法を記した案内板を設置した。市内にある同線の駅では初の試み。 同協議会事務局の市交通政策課によると、同駅は山口宇部空港の最寄り駅にもかかわらず、無人駅で券売機もなく、以前から乗車方法が分からないという旅行者からの声があった。さらに、米ニューヨーク・タイムズ紙に山口市が取り上げられたことで、今後インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加も見込まれることから設置を決めたという。 同線の列車はワンマン運転が基本で、無人駅から乗車する際は、車内で整理券を取り、降車時に有人駅では駅員に整理券と運賃を渡し、無人駅では車内の運賃箱に入れるシステム。案内板では、その乗降法が分かりやすく説明されている。 同協議会では、今後もICカード化などの要望をJR西日本に届けながら、利用者のニーズに応えられる環境を整備していく考え。