小説「坂の上の雲」完結50周年 作品の舞台・松山に興味持ってほしい 記念シンポジウム【愛媛】
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の完結50周年を記念するシンポジウムが、松山市で開かれました。 会場の坂の上の雲ミュージアムには、60人以上の観客が訪れました。 このシンポジウムは、小説の完結50周年と、司馬遼太郎生誕100年の節目の年に、あらためて小説の舞台・松山に興味を持ってもらおうと開かれたものです。 シンポジウムでは、自身も時代小説家で直木賞作家の木内昇さんと坂の上の雲ミュージアムの菅康弘総館長がパネルディスカッションを行いました。 また、生前司馬遼太郎と親交が深かった司馬遼太郎記念財団理事長の上村洋行さんが講演しました。 上村さんは、「自分があの作品から受け取ったのは、リアリズムの精神」と語った上で、生前の司馬さんの人柄やユニークなエピソードを披露し、観客は熱心に聞き入っていました