保険金詐取疑い4人逮捕 車で事故、通院水増しか 福島・いわき
交通事故に伴う通院回数を水増しし、保険金をだまし取ったなどとして、いわき南署は4日、詐欺の疑いで、福島県いわき市勿来町酒井青柳、会社員の女(31)ら男女4人を逮捕、再逮捕した。 逮捕、再逮捕されたのは31歳女のほか、同市勿来町酒井北境、会社員の男(37)、同市勿来町酒井青柳、飲食店従業員の女(33)、同市常磐上湯長谷町上ノ台、無職の男(50)の3容疑者。 4人の逮捕容疑は、2021年8月7日、同市の市道で、31歳女が運転、37歳男と33歳女が同乗する車がブロック塀に衝突した事故を利用し、3人は通院先の接骨院で柔道整復師だった50歳男と共謀して通院日を水増しし、保険会社から保険金総額313万7143円をだまし取った疑い。 このほか、この交通事故を利用し通院日を水増しするなどして、31歳女と50歳男が共謀し療養費5万2297円、37歳男が休業損害保険金16万4787円、33歳女が共済保険金12万4500円をそれぞれだまし取った疑い。同署は捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていない。 同署によると、31歳女、37歳男、33歳女の3容疑者は知人関係という。50歳男は今年11月にも同様の手口で保険金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで同署に逮捕されていた。
福島民友新聞