女子初の対抗戦。菅原美優「当日までに全部追い越せるように頑張る」、宮﨑小雪「格闘技の面においてはすべて私が勝っている」【K-1×RISE】
K-1とRISEが2月2日、都内で会見を開き「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)と「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の2大会に渡って行われるK-1とRISEの10対10の対抗戦のカードを発表した。 会見にはK-1グループから宮田充Krushプロデューサー、RISEからは伊藤隆代表、そして全出場選手が登壇した。 「K-1 WORLD MAX」では王者同士の対戦が2試合実現。K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)とRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪(TRY HARD GYM)が対戦する。 菅原は昨年3月にパヤーフォン・アユタヤファイトジムを破り、王座を獲得。以降、海外の強豪を相手に判定ながら3連勝を収めている。現在5連勝(1KO)中。 宮﨑は2021年3月に紅絹を破り、王座を獲得。その後も伊藤紗弥、百花、小林愛理奈、MISAKIといった国内の強豪を撃破。ここ3戦は海外の強豪相手に3勝(2KO)と盤石の強さを見せ、2021年からの連勝を「11」に伸ばしている。 宮﨑は昨年8月にジュムリアット・スラーターニー・ラーチャパッドにKO勝ちを収めた後のマイクで「他団体の強い選手と戦いたい」と対抗戦への出場をアピール。その後の会見では菅原の名を挙げていた。これを受け菅原は「いつでも引き受ける気持ちではいますけど、K-1に来てくれたら一番うれしい」と心境を明かしていた。
会見で菅原は「K-1の代表として戦わせていただけるということで、今までやってきたことの集大成くらいの気持ちで挑もうと思っている。精いっぱい頑張るので応援よろしくお願いします」と挨拶。宮﨑の印象と自らが勝っているところについては「オールマイティーに何でもできる選手だし、距離感もいい。すごく尊敬している選手。自分が勝っているところは身長とリーチくらい。でも成長の速度には自信があるんで、当日までに全部追い越せるように頑張ります」とこれからの約1カ月半での成長を期した。 宮﨑は「女子でRISE対K-1の対抗戦が行われるのは今回が初めてなので、それにふさわしい、男子選手に負けない内容で必ず勝って、本当の日本一になります。“女子かよ”とか“コンビニ行こうぜ”“トイレ行こうぜ”とか思っている人たちを後悔させるような試合をするので、期待していてください」と挨拶。菅原の印象と自らが勝っているところについては「印象はビジュアルが良くて、スタイルが良くて“キュンです”っていうイメージなんですが、リングに入ったらそんなのは関係ない。格闘技の面においてはスピード、技術、フィジカル面、すべてにおいて私のほうが勝っている自信しかないので、そんなに問題はないかなと思っている」と自信を見せた。 また菅原は宮﨑から対戦アピールがあったことについては「“あ、名前言われた”と思って(笑)。もちろん強い選手には興味があるので、普通にやりたいと思ったし、そういう選手に名前を出してもらえたことはシンプルにうれしかった。戦った後に、見てくれている人からの意見も大事ですが、やった本人に認められるのが一番うれしいので、試合が終わった後に“そうでもなかった”と思われないように。“強かった”と思ってもらえるように仕上げるつもり」と語った。
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