かわいいファンアートが爆誕!ホロライブのVTuber「博衣こより」お寝坊配信の真相は?視聴マナーを考えるきっかけにも
2月4日に『龍が如く8』の実況配信の続きを予定していた博衣こよりさん。しかし時間になってもいっこうに配信が始まらず、「もしや寝坊では!?」と思ったリスナーたちがコメント欄でお祭り騒ぎ! 【画像】後日、自身の寝坊を取り上げる配信も。 ハッシュタグ「ゆっくり寝ろこより」がトレンドに現れるなど、こよりさんが現れるまで楽しく盛り上がりました。 ◆なぜ盛り上がるのか? ホロライブでは、寝坊は突発的なお祭りイベントとしてリスナーに歓迎されています。 そのため待機画面のコメント欄では、どれだけ寝坊の記録が伸びるか期待の声が上がりましたし、「これが噂の寝坊か! ホロライブを視聴するようになって初めて体験するからワクワクする!」といったコメントも書き込まれて早くも大盛りあがりです。 そのほか、配信予定だったゲーム実況がハワイを舞台にした『龍が如く8』だったこともあり、コメント欄では「まだハワイに到着していないのでは?」とネタに走るリスナーが登場。また、こよりさんの配信のオープニングBGMに「よっしゃー、間に合ったー!」のセリフが使われていることから、そのワードをいじるリスナーが続出するなど、いかに面白くコメントをするかという大喜利状態でした。 寝坊をテーマにしたファンアートが作られたのも嬉しいサプライズで、「うううん☆ミニキャラお仕事募集中(@Dk2kgR)」さんなどのXユーザーが愛らしいお寝坊イラストを描いています。 Xのトレンドにも「#ゆっくり寝ろこより」のハッシュタグが入っていたこともあって、博衣こよりさんのリスナーだけでなく多くのヤジ馬が集まった今回の出来事。 そもそもなぜホロライブのリスナーは寝坊でお祭り騒ぎができるのでしょうか? それは「タレントたちはいつも忙しく、ゆっくり寝ている暇がないからでは?」という心配がつねにあり、「ならば案件でもコラボでもなく、誰にも迷惑がかからない個人配信くらいは肩の力を抜いてほしい」と考えているため。ハッシュタグも「起きろ」ではなくあえて「ゆっくり寝ろ」が定番となっています。 かつて1期生の白上フブキさんがリスナーや後輩のために「寝起きRTA」という見守り実況配信を実施し、4時間以上もの間、リスナーとコミュニケーションを取りながら雑談で場をつないでくれたこともありました。 それは優しさ以外のなにものでもなく、そんなフブキさんの気持ちを察したからこそ、リスナーも見習おうと思ったはず。それは筆者も同じでした。 ◆開口一番「本日は大変申し訳ありませんでしたぁぁぁ!」 寝坊した本人がどのようなリアクションをするか気になるところですが、今回、博衣こよりさんはいつもと変わらず、Xに「こんこよ~~~~~」と元気に挨拶を。その後、すぐにXのトレンドで違和感を察知し、慌てて本来プレイするはずだった『龍が如く8』の実況配信をスタートさせました。 なぜこのような事になったのかは本人がその配信の中で説明していましたが、どうやらその日を月曜日だと思いこんでいたとのこと。(寝坊したのは日曜日) つまりスケジュールを1日勘違いし、「今日は余裕があるから、もう少し寝てもいいか」と、せっかく起きたのにズルズルと2度寝・3度寝をしてしまったようでした。 本人は「ちゃんと睡眠をとっているので寝不足ではありません」と説明をしていましたが、起床後も日付の間違いに気づいていませんでしたし、知らないうちに疲れがたまっていた……というのはよくあること。 最近も雪花ラミィさんが休止を余儀なくされていますが、それも本人に大きな自覚症状がなく、人間ドックで問題が見つかったため療養と検査をしている状態です。リスナーが「ゆっくり寝ろ」とハッシュタグをつけて投稿する気持ちも分かるというもの。 本人的には青信号でも、その日は早く寝る、くらいのことはしようと、この一件を通して筆者も学びました。 ◆問題になった「鳩行為」と、温かい交流 コメント欄がにぎわうと、問題になりがちなのが「鳩」と呼ばれる迷惑行為です。 「鳩」とは伝書鳩の略語で、別の配信者のコメント欄に出張して呼びかけるような行為のことを指します。 今回のケースで例えるなら、配信中の別のタレントさんのコメント欄に「〇〇さんが配信に来てないから助けて!」と書き込んだりすること。事情を知らない相手配信者に対応させてしまったり、配信の流れをブツ切りさせてしまったりするため、一般的にはマナー違反とされています。 こよりさんも概要欄で「話題に上がっていない時に他の配信者さんの名前を出したり、他の配信者さんのところで急にこよの名前を出したりしないこと」と注意を促しているので、こよりさんの配信に限らず、視聴する際は概要欄を確認するべきでしょう。 ただ中にはそのタレントさんのファンを装い、荒らす目的で書き込む人もいるので要注意です。 今回の配信では、リスナー同士で注意を促しつつ、抑制的に対応していたので大きな騒ぎにはなりませんでした。 それだけでなく、鳩が飛んで行った先の白銀ノエルさんのリスナーさんが「鳩は飛んでいないので安心してくださいね」と配信前に伝えに来るなど、温かな横の繋がりも見せてくれました。 推しを心配する気持ちもわかりますが、1月30日にカバー株式会社がメディア向けに実施した「VTuber市場に関する勉強会」では、CEOの谷郷元昭氏が配信リスクについて「スタッフが24時間体制で配信をチェックし、タレントをサポートしつつ、問題があるコメントについては対処をしています」という旨の発言をしています。 配信者の体調を過剰に心配すること、そして配信内での異常その他についても、もう少し「推し」とその周囲のスタッフを信じるべきだなと筆者も肝に銘じました。 (C)2016 COVER Corp. (C)2021-2023 Mob Entertainment,Inc.All Rights Reserved.
インサイド 気賀沢昌志
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