明るい新年へ啓発強化 市消防団の年末特別警戒スタート【山陽小野田】
山陽小野田市消防団(藏重正好団長)の年末特別警戒出発式が22日、小野田消防署グラウンドで開かれた。市内全13分団の団員70人と車両13台が集結。警戒期間中となる23~30日に火災予防の啓発にしっかりと取り組むことを誓った。 特別警戒は、何かと慌ただしく、暖房器具や料理などで火を使う機会が増えて火災の危険性が高まる年末に、市民の防火意識を高めることが目的。各分団が担当地域を車両で巡回して「火の用心」を呼び掛ける。 式では、宇部・山陽小野田消防局の幹部らと共に各分団を視閲した藏重団長が「慌ただしいこの時期は、火災が多発する恐れがある。市民の安心と安全のために万全の活動を」と訓示。杉本秀一消防長は「市民が明るい正月を迎えられるよう、常備消防と連携しながら活動してほしい」と呼び掛けた。 式後、団員は赤色灯をともした車両に乗り込み、藏重団長らに拍手で見送られて地元へ向かった。 同消防局によると22日現在、市内では19件の火災が発生している。