ゼムノビッチ氏、森保監督に提言 「中国戦は、出番の少ない選手の起用を!」
相手の中国の監督、イバンコビッチ監督も私の友人だ。彼はすごく真面目で、自身の戦術を投げ捨てて奇策に走るようなことはしない。今最終予選の初戦では大量失点で日本に負けているが、自身の考えを貫いてくるだろう。「一瞬の早さに差がある」と評価する日本のスピードを封じ込めるべく、激しいプレスからのカウンター攻撃をさらに徹底してくる。そのような試合でDF高井、MF藤田らに出場機会を与えてほしい。(元清水監督)
■ドラヴコ・ゼムノビッチ(Zdravko Zemunovic) 1954年3月26日生まれ、70歳。ユーゴスラビア(現セルビア)出身。現役時代は国内リーグなどでプレー。引退後はオシム元日本代表監督が当時指揮を執っていたチームの2軍監督などを歴任し、95年に初来日。2000年12月に清水の監督に就任すると同年度の天皇杯準優勝し、翌年度の同大会で優勝を飾る。ゼロックス・スーパーカップも2度制覇。戸田和幸をボランチにコンバートして才能を見いだすなど、日本代表4選手を輩出。千葉県協会テクニカルアドバイザー、VONDS市原(関東1部)監督、J3岐阜、讃岐監督などを歴任し、現在は兵庫・相生学院高の監督を務める。