都知事選ポスター掲示「クリアファイルは不平等」 候補者が都を提訴
東京都知事選(7日投開票)のポスター掲示場で枠が足りず、クリアファイルでポスターを貼らされたのは不平等だとし、候補者の1人が都などに総額約2千万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。3日付。 49番目以降に届け出た東京都知事選の候補者には、クリアファイルや雨よけの袋が支給された 今回の都知事選には56人が立候補。しかし、事前に設置された掲示場の枠は48人分しかなく、届け出順が49番目以降の候補者には都選管が提供するクリアファイルを使い、ポスターを掲示板の枠外に固定するよう依頼した。 5日に都庁で会見した候補者はポスターがはがれてしまったり、折れてしまって名前などがみられなくなったりしていると指摘。「誰が考えても不平等。許すわけにはいかない」と話した。都選管は「担当者が不在でコメントはできない」とした。 都知事選のポスター掲示場をめぐっては、別の候補者も提訴の意向を明らかにしている。(山田暢史)
朝日新聞社