博多から自転車で南国リゾートへ!? 糸島半島で楽しむサイクリング
古くから大陸と交流のあった糸島
糸島市と福岡市からなる糸島半島は、博多から自走圏内でありながら、南国の雰囲気を味わうことができます。自転車で海風を感じながら、ぜひとも立ち寄りたい見所を紹介します。 【画像】糸島半島のオススメスポットを画像で見る(11枚)
糸島の名前は、1896年に「怡土(いと)郡」と「志摩(しま)郡」の名前を組み合わせて作られたものです。両郡が合併し「糸島郡」と命名されました。 内陸部の「怡土」は、弥生時代に遡り、中国の歴史書『魏志倭人伝』に登場する「伊都国」に由来しています。また、半島部の「志摩」は、内陸から半島を見た時に、まるで「島」のように見えることに由来すると考えられています。 太古から大陸と交流があった歴史のある地域であり、その名前が現在まで受け継がれてきました。 1周50kmほどの糸島半島は、常に左手に海を見ることができる時計回りで巡りましょう。自分自身と海の間に道路を挟まないので、より近くに海を感じることができます。
海岸を一望する「立石山登山口」展望台
まずオススメのポイントは、「立石山登山口」です。主要県道を走っていると、ほとんどアップダウンがなく、誰でも気軽に安心して走れる糸島半島ですが、少し道を逸れることで見ることができる絶景があります。
立石山は半島の西端にあり、その登山口へ至る登坂距離1.5km、標高差120mのちょっとしたヒルクライムです。海を近くに感じながらサイクリングできるのが糸島の醍醐味のひとつですが、標高を上げることでガラッと視点が変わり、海を眼下に望む絶景を楽しむことができます。 登山口には展望台があり、糸島が誇る名所「芥屋の大門(けやのおおと)」を見下ろすことができます。糸島のダイナミックな海岸線地形を味わえる、訪問必須のスポットです。
砂浜に立つ純白の鳥居と、玄界灘に浮かぶ夫婦岩
もうひとつのオススメスポットが「桜井二見ヶ浦」です。青い海と空を背景に、ひときわ目立つ純白の鳥居のコントラストが、多くの観光客を惹きつけています。糸島を代表する観光名所と言っても良いでしょう。