なぜ今季のプレミアは特別な面白さ? すでに過去10シーズンで最多となる“1096ゴール”が生まれる超攻撃的リーグに
長いATのおかげでドラマも多く
今季のイングランド・プレミアリーグは最後まで優勝争いがもつれていて、史上稀に見る面白さと評判だ。 面白さの理由はそれだけではなく、今季は得点数が多い。得点が多く決まれば面白いという単純なものではないかもしれないが、『プレミアリーグ公式』も増加している得点数に注目している。 まだシーズンは続いているが、今季現時点で1096ゴールが生まれている。これは2014-15シーズン以降では最多の数字なのだ。1試合平均得点は3点を超えていて、過去10シーズンで1試合平均得点が3点を超えていたシーズンはない。 得点が増えている理由の1つは、アディショナルタイムが長くなっていることが挙げられる。今季はアディショナルタイムだけで138ゴールが生まれていて、これも過去10シーズンで最も多い数字だ。例えば2014-15シーズンは65ゴールとなっているため、倍増していることになる。 それだけ終盤のドラマが増えていることになり、それを楽しんでいるサッカーファンも多いだろう。 また同サイトは、下位クラブも攻撃的な姿勢を取るチームが増えたと分析していて、今のプレミアリーグは下位から中堅のクラブにも優秀な指揮官や選手が揃っている。5大リーグの中で最も難しいリーグ環境とも言えるはずで、各クラブが優秀な指揮官の下で自分たちの哲学を貫いている。それも得点が増加している理由の1つか。 単純に得点数だけを見れば、今季の面白さは特別だ。優勝争いも最後まで混沌としており、かなり面白いシーズンとなっているのは確かだ。
構成/ザ・ワールド編集部