大谷翔平とロバーツ監督

　ドジャースの大谷翔平投手（29）は2日（日本時間3日）に本拠地ロサンゼルスでのロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打だった。 【写真】大谷翔平夫妻のお揃いコーデ 　この日は1920年代から30年代にヤンキースの主砲として、3冠王やMVPなど数々のタイトルを獲得したルー・ゲーリッグの命日にあたり、各球団の選手、監督、コーチはユニホームにゲーリッグの背番号の「4」のパッチをつけた。 　相手先発は左腕ゴンバー。通算6打数3安打、打率5割で2021年7月27日にエンゼル・スタジアムで中越えに141メートルの特大弾を放っていたが、沈黙した。ベッツの先頭打者弾に続いて打席に入った初回無死無走者はカウント1―1から外角低めのスライダーを打たされ遊飛。2回二死二塁はフルカウントからの7球目、内角高めのナックルカーブに見逃し三振だった。 　4回一死一塁は2番手右腕ランバートと対戦し、カウント1―2からの8球目、外角低めのチェンジアップに空振り三振。6回二死一塁は初球をスイングするも捕手のミットに当たり、打撃妨害で出塁。4月15日（同16日）のナショナルズ戦以来、今季2度目。8回二死二、三塁はドジャース移籍後初めて申告敬遠され、客席から大ブーイングが上がった。 　得意の6月初アーチはならなかったが、試合前は話題をさらっていた。ロバーツ監督が5月31日の52歳の誕生日に、大谷と真美子夫人（27）から日本産の高級ウイスキーとチョコレートのバースデーギフトを贈られたことを明かしたのだ。 　恒例の試合前会見で「大谷からポルシェはもらったか？」と質問されると指揮官は「ポルシェはもらっていない。配送中なのかもしれないが…」と笑いを誘いながらこうコメントした。 「そういえば、ショウヘイとマミコが素晴らしいウイスキーをくれたよ！　日本のウイスキーで、名前は分からないけど、素晴らしいパッケージに入り、赤いベルベットのキャップがついたものだった」。満面の笑みを浮かべた。 「それに美しいチョコレートボックス。12個入りだったかな。四角い形で、とても薄いチョコレートだった」と話した。 　続けて「夫妻のどちらが選んだものだと思うか」と聞かれると「彼女だね」ときっぱり。「だけど、彼は（誰が選んだか）明かさなかったから、手柄を取ろうとしたね（笑い）」とさらに大きく笑い、明るい雰囲気に包まれた。 　会見後に確認すると海外でも高い人気を誇るサントリーの「山崎」や「響」ではないとロバーツ監督。「確か、ヨシノブ（山本由伸投手）の出身のウイスキーらしい。赤いベルベットのキャップがとてもナイスだ」ということだが、しばらく岡山産のウイスキーが話題になるかもしれない。