【日本株】2024年・夏の「おすすめ高配当株」を紹介!利回り4%超で株主還元を強化中の「AOKIホールディングス」、利回り3.6%で業績好調の「コマツ」に注目!
【おすすめ高配当株】利回り3.6%で投資判断が“買い”の「コマツ」、利回り4.3%の高利回りながら株主還元策の強化を続ける「AOKIホールディングス」に注目! 【図版】PBR1倍割れで株主還元に期待の銘柄 ●注目は競争力の高さと高配当を併せ持つ「コマツ」や、 PBR1倍割れで株主還元に期待の「AOKIホールディングス」! 保有しているだけで高い配当金がもらえるのが「高配当株」の魅力。できれば長く保有して配当をもらい続けたいが、そのためには業績の安定している企業を選ぶのが鉄則だ。 そこで、今回は業績が良好で、配当利回りが3%台後半以上の「高配当株」2銘柄を紹介していこう(※配当利回りなどの数字は、2024年6月5日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど16名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 最初に紹介するのは、配当利回りが3.68%のコマツ(6301)だ。 コマツは建設機械の大手。主力事業が販売価格の改善、為替によるプラス影響などにより好調で、前期は増収と2割の増益を達成。営業利益率も上昇した。今期は減収減益の計画だが、円高方向を想定する為替の影響が大きい。 主力の建設機械・車両で北米などを除いて需要の減少を見込むも、販売価格の改善で補うため、本質的な強みに変化はない。電動化・自動化・遠隔操作化を加速。これらの技術開発を継続し、長期的な競争力強化を進める。配当は前期に大幅に増額しているが、今期も同水準を維持。配当利回り3%台半ばは魅力的だ。 続いて紹介するのは、配当利回りが4.33%のAOKIホールディングス(8214)だ。 AOKIホールディングスは紳士服などを手掛ける企業。オフィス出社への回帰、外出需要の増加を背景に、各事業が好調。ファッション事業は、ストレッチスーツやパジャマスーツといった、ニーズをとらえた商品開発などが奏功した。複合カフェは飲食メニュー強化で客単価が上昇している。 コロナ禍の収束後は順調に利益成長を続けており、株主還元策を強化中。今後3年の新中期経営計画では「配当性向50%以上かDOE3%以上の高い方」を配当の目標に設定。総還元性向(※配当と自社株買いの合計が当期利益に占める比率)も、50%以上から70%以上に引き上げている。
ザイ編集部
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