“不倫の暴走機関車”小池徹平が、今度は観月ありさに…鈴木おさむ脚本ドラマの“裏切り展開”
マサトを「カメムシ」と命名
ここまで目まぐるしい勢いで、次から次へとドラマが二転三転し、展開してきた。最終章に突入した第8話ともなると、さらなる展開へ加速の勢いはとまらない。同類のふたりが、暴走機関車と化すのか。 マサトの子を妊娠したことを告げるため、綾香が久しぶりにマサトのいる事務所を訪ねる。すると、またまた新キャラ登場。事務所社長・大洗美子(観月ありさ)が、シンガポールから帰ってきた。触れた相手に電撃を走らせるびりびりラケットを手にマサトを尋問する。 尋問しながら、大洗はマサトを「ドすけべなカメムシが!!」と罵る。なんでカメムシなのかは、よくわからないが、所かまわずに悪の香りを撒き散らしてきた害虫的存在感に対して、「カメムシ」とはうまく命名してくれたものだ。
そこに真実はあるのだろうか?
と思ったら、とんだ茶番。大洗は、例に漏れず、鈴つきの首輪をつけられてマサトに飼いならされている。本作はいつでもどうも油断ならない。ドラマ展開の中で、これは真実だなと思ったら、全然大嘘。 今度は大丈夫だなと安心して見ていると、次の展開でまた裏切られる。義理と人情ってものがないのか。視聴者は頭を抱えるしかない。でもそこへ、マサトと同類の裕が、実は財田の息子であるという事実が。 どうやらこれはほんとうらしい。財田は夫の計略によるハニートラップで親権を取られてしまった過去がある。業務提携を結ぶ探偵の裕が息子である事実に気づいているのか、どうか。渉が愛娘を思う気持ち同様に、そこに真実はあるのだろうか? <文/加賀谷健> 【加賀谷健】 音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu
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