J3FC大阪が今季本拠地最終戦で勝利 DF坂本修佑の今季初ゴールで昇格プレーオフ進出へ大きな一勝
◆明治安田生命J3リーグ 第37節 FC大阪1―0相模原(15日・花園) 5位のFC大阪が今季本拠地最終戦で10位の相模原を下し、J2昇格プレーオフ進出を大きくたぐり寄せた。 前半は両チーム譲らない試合展開で、決定的なチャンスを生み出せず無得点で終えた。0―0の後半20分、相手MF岩上祐三がレッドカードで退場。数的有利の状況となったFC大阪は、次第に相手のゴールに迫るシーンが多くなった。同32分、左サイドからのコーナーキックのこぼれ球を後半から入ったDF坂本修佑が左足でゴール真ん中上に決めて先制に成功。12日に生まれたMF木匠貴大の第2子を祝って“ゆりかごパフォーマンス”も決め、チームを盛り上げた。そのまま1点を守り切り、今季本拠地最終戦を勝利で飾った。 12試合ぶりの出場で、今季初ゴールを決めた坂本は「どこかでチャンスが来ると信じてやってきた。やってきたことは無駄じゃなかったと思う」と、興奮気味に振り返った。前節終了時点で、4位から9位までが勝ち点差3以内に位置する混戦だった今季。J2昇格プレーオフ進出圏内(6位以内)を争う上で大きな一勝となった。次戦の最終節・八戸戦(24日・プライフーズスタジアム)に向けては「きょう勝てたのは良かったが、まだまだ入れ替わる可能性があるので危機感はしっかり持って、自分たちらしい試合ができればプレーオフに行けると思う。気負わずにやりたい」と、表情を引き締めた。
報知新聞社