いざ衣替え! 大切な洋服をダメにする4つのNGルーティン
アウターを洗濯機のドライモードで洗う
ドライモードとクリーニングは別物。アウターはクリーニングに出して 「洗濯機のドライコースとは、“攪拌(かくはん)がほとんど起きない、手洗いコースよりも更に緩やかな水洗い”のことで、クリーニングとはまったくの別物。クリーニング屋さんで行うドライクリーニングは油を使います。油を使うメリットは形をまったく崩さないということ。トイレットペーパーだってそのまま洗えちゃうくらい崩れないんです。だから『ドライマーク洗えます』と書いてある洗剤や、洗濯機のドライコースとは全く別物ということは覚えておいてください」 いちばん外側に着るもの=アウターに関してはクリーニングがおすすめとのこと。「冬物のいちばん外側に着るものは高額なものが多いですし、仮に家で洗って形が崩れたときにアイロンが大変なものが非常に多いです。そう考えるとクリーニングがベストな選択かと思います」 ただし、意外にもダウンジャケットは自宅で洗うことも可能なのだとか。「僕はデュベティカのダウンをシーズン中何回も洗っていますが、意外と洗える表示の多いのがダウンです。ただ、乾きにくいことがいちばんの問題なので、乾燥機やコインランドリーでしっかり乾燥させてください。そうすればふっくら戻ります」
水洗いせずに汚れを沈着させる
表示が水洗い不可でも、素材によっては家洗濯にチャレンジすることが可能 「クリーニングに出す回数が少なくて汚れが沈着するよりも、家でこまめに洗濯したほうが大切な洋服を長持ちさせることができます。洗濯表示が水洗い不可になっているものでも、素材によっては挑戦することも可能。もしも挑戦する場合には、この表を参考にして難易度が低い素材かどうかをチェックして考えてみてください」
家洗濯の精度をアップしたいなら、よりプロ仕様のおしゃれ着洗剤を使ってみるのも手。「スーパーやドラッグストアで売られているおしゃれ着用の中性洗剤は、どのメーカーもそれほどの使用感の差は感じないと思います。オンラインショップなどでは、プロがデリケートな服を水で洗うときに使うものに似た洗剤も売っているので、難易度の高い洗濯に挑戦したい場合にはそういったものを使うこともいいでしょう」