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　高い人気を誇るミドルサイズSUVクラス。トヨタのハリアーをはじめとする、日産のエクストレイルにスバルのフォレスターと強敵が群雄割拠している。特にハリアーの人気は高く、2024年7月のミドルサイズSUVで1位だ。そこで今回は、トヨタに負けないライバル車と題して魅力的なクルマを探る。 【画像ギャラリー】どのクルマも満足度高めだぞ!!大人気ミドルサイズSUVを各車一挙に(30枚) ※本稿は2024年9月のものです 文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダ、ベストカー編集部 初出:『ベストカー』2024年10月10日号

■ハリアー人気は鉄板!!ZR-Vがどこまで食い込むか？

　2024年7月の登録台数ではミドルサイズSUVの販売1位はハリアーだ。しかし魅力的な車種も多く、同じカテゴリーで販売2位のZR-Vに注目だ。 　室内は後席の足元空間も含めて充分に広い。基本部分はシビックと共通でインパネなどの内装も上質。e:HEVは動力性能が高く加速も滑らか。ステアリング操作に対する反応はハリアーよりも正確で、走行安定性と乗り心地も優れている。 　エクストレイルの売れゆきはハリアーの半分以下だが、その理由は、ハイブリッドのe-POWERのみの搭載でボトムが360万円からと高いからだ。 　発電用エンジンは可変圧縮比の直列3気筒1.5Lターボ。巡航時には圧縮比を14に近づけて燃料消費量を減らし、登坂路などでアクセルペダルを踏み込むと、圧縮比を8に近づけてターボを作動させ発電量も増やす。 　ハリアーハイブリッドよりもアクセル操作に対する反応が機敏で、しかもSUVではよく曲がる。居住性にも余裕があり、3列シート車も選べるなど魅力的。 　フォレスターは水平対向4気筒エンジンに特徴がある。1.8Lターボの動力性能は自然吸気の3L並みで、燃費も優れ、スポーツの価格は4WDなどの機能を充実させて346万5000円と割安。 　CX-60は直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボエンジンと後輪駆動に特徴がある。動力性能と4輪の接地性が高く、スポーティな運転を楽しめる。