カニエ・ウェストの妻ビアンカ・センソリ、従業員に性的なコンテンツを送りつけた疑惑を否定
カニエ・ウェストの会社「Yeezy」の従業員がカニエと彼の元右腕でジャーナリストのマイロ・ヤノプルスを提訴した。その訴えをきっかけに、カニエの妻、ビアンカ・センソリが従業員に性的なコンテンツを送りつけていた疑惑が浮上した。 【写真】キム・カーダシアンとカニエの現妻ビアンカ、透け透けファッション対決!
今年5月にポルノ映画界に進出することを発表したカニエ。ポルノアプリをリリースするため開発に取り組んでいたという。訴状によるとビアンカはその開発を担当している従業員たちに「ハードコアな性的コンテンツのリンク」を送りつけた。未成年の従業員もそのリンクを介してポルノ動画や画像を見られた。エンタメサイト「TMZ」が報じている。
この疑惑をビアンカが否定した。ヤノプルスが新聞「ニューヨークポスト」に声明を発表、ビアンカから「権限を与えられた」と前置きした上で「彼女が未成年者にポルノを見せた、あるいはそれらを見るように仕向けたという疑惑は不快かつ嫌悪感を抱かせるものであり、忌まわしいものだ。まったくの虚偽であると強く主張する」。ヤノプルスはそもそもカニエのポルノ事業「Yeezy Porn」は存在しないと主張。訴訟を起こした従業員を「有名人になりたがっている人」と批判、彼らを雇ったことはないと言っている。「彼らの嘘は反吐が出るようだ。悲劇的で、絶望的で注目を集めるためのものだ」と非難している。
今回の裁判で訴えられているのはビアンカではなくカニエとヤノプルスだけ。従業員たちは2人から「強制労働及び残酷で非道徳的な、従業員の品位を傷つける行い」を受けたという。訴状によるとカニエとヤノプルスはポルノアプリの他に「アップルミュージックやスポティファイに対抗するようなストリーミングアプリ『YZYVSN』」をリリースしようと計画している。これらの開発に携わっている従業員に対して長時間労働を強いたり、人種差別的な発言をしたりしたという。ヤノプルスは過酷な労働時間に従えば、アプリが完成した時点で12万ドル(1,900万円)を支払うと彼らに約束したが、それは支払われていないという。従業員たちは他の白人の管理職からも年齢、性別、人種、性的指向について屈辱的な言葉を言われたと主張し、未払いの賃金や残業代の他に精神的な苦痛に対する損害賠償金も求めている。訴状によると従業員の中には14歳未満の人もいた。
ヤノプルスはポルノ事業そのものが存在しないと言っているが、「Yeezy Porn」が「もうすぐやってくる」ことはカニエ本人がSNSで発表している。ちなみにヤノプルスはカニエがポルノ業界を進出した後に「道徳上、宗教上ポルノには関われない」と主張して「Yeezy」の職を辞している。カニエはまだこの訴訟についてコメントしていない。ポルノアプリが本当にリリースされるのかと共に、訴訟の行方にも注目が集まっている。