ベニズワイ初競り、出足まずまず1900匹 富山県射水市の新湊漁港
1/8
富山湾の秋の味覚、ベニズワイガニの初競りが10日、富山県射水市八幡町の新湊漁港で行われた。新湊漁協によると、水揚げは昨年より約1割減の1900匹。能登半島地震による海底地滑りで漁獲量の落ち込みが心配されていたが、まずまずの出足となった。 漁は1日に解禁された。同漁協は例年、2日に初競りを行っているが、今年は暑さで鮮度が落ちるのを防ぐため約1週間遅らせた。 カニ籠(かご)漁船3隻が操業した。競り場には色鮮やかな初物がずらりと並び、仲買人が次々と競り落とした。重さ1キロ以上で甲羅の幅が14センチ以上の「極上 高志の紅(あか)ガニ」は3匹、重さ0・8キロ以上の「新湊ブランド」は7匹だった。 漁は12月から来年1月にかけて最盛期を迎え、5月まで続く。魚津港でも初競りがあり、1隻が出漁して1・8トンを揚げた。