レオパレスが第三者委報告後に会見(全文3)取締役8名中、7名が退任
賃貸アパートの施工不良問題で、レオパレス21は29日夕方、第三者委員会による最終報告書の公表後に記者会見を開いた。 【動画】施工不良問題 レオパレスが第三者委の報告後に会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「施工不良問題 レオパレスが第三者委の報告後に会見」に対応しております。 ◇ ◇
建築請負事業体制の見直し
宮尾:再発防止策の3番目でございまして、建築請負事業体制の見直しは26ページ目以降でございます。27ページ目をご覧いただきますと、建築に関わる事業部、建築請負事業体制のものと、今度はコンプライアンス統括部とのどういう絡み合いかというところでございます。右側の変更後というところでございますが、1つにはこの建築法務部が中心になりまして法適合性の確保、こういったものの検証というものを行っていくというのが1つでございます。 またもう1つ、検査課というのがございますので、こちらで物件の検査を行い、先ほど申し上げました勧告あるいは是正指導、技術指導といったものにつなげて、品質改善までつなげてまいりたいと思っております。従いましてチェック機能としての内部牽制は1つございますけれども、もう1つの品質改善といったものにもつなげてまいりたいというものでございます。 まず28ページ目でございますが、こちらは新商品の開発プロセスの改善でございます。こちらの28ページ目は概略図でございますので、次の29ページ目をご覧いただきたいと思います。それぞれの商品開発におけるプロセスがございます。 ステップ1、商品企画、商品化の検討からステップ5の商品のリリース、販売開始というところにおいて、全ての段階でコンプライアンス統括部がチェック機能として入るというものを行ってまいります。このステップのそれぞれにおいてコンプライアンス統括部が入ることによって次のステップに進めるという決裁段階を行ってまいるものでございます。 続きまして30ページ目でございますが、新商品等の開発プロセスの中で、今回、施行不備の中では図面の不整合というのが幅広く発見されました。変更前のところをご覧いただきますと、一般図から具体的な平面・立面・展開図、断面図等々を作っていき、それが詳細図面、パースというのを作っていくという中で、具体的な物件、土地の形状等々により変更を余儀なくされる。 その変更が全て手作業で行っておりますので、左側のとおり具体的な平面図等々への落とし込みというものに関するチェック機能の不十分さ、あるいはそこのものがございましたので、この改善としまして下に記載のとおり、ビルディング・インフォメーション・モデリング、BIMの導入を行っております。これによって常に整合した図面の作成・確保ができるというものでございます。