『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』

映画『ジョーカー』（2019）のファンに朗報！　トッド・フィリップス監督による続編『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』がついに制作され、レディー・ガガの出演でも話題を呼んでいる。 【予告編】ガガ演じるハーレイ・クイン、「しっくりきすぎ」とファン驚愕 ガガは、ホアキン・フェニックス扮するジョーカーと、恋人のハーレイ・クインと思しき人物のシルエットが映る短い動画に、「『ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ』2024年10月4日」と綴り、SNSで映画への出演を公表していた。 コミックでは、ハーレイ・クインは、最終的に患者アーサー・フレック（ジョーカー）と恋に落ちる、精神病院「アーカム・アサイラム」の精神科医ハーリーン・クインゼル博士の犯罪者としての人格。報道によれば、今回の映画はマーゴット・ロビーが同役を演じた『スーサイド・スクワッド』シリーズとは別の世界線で展開されるそう。ちなみにタイトルにある「フォリ・ア・ドゥ」とは、複数人で同じ妄想を共有する精神障害。感応精神病とも呼ばれる。 『ジョーカー』は全世界で10億ドル（約1330億円）以上の興行収入を記録し、ホアキン・フェニックスは2020年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞した。続編のストーリーはまだ公表されていないが、『Deadline』は今回も監督を務めるのはトッド・フィリップスで、ミュージカル映画になると報じている。 ジョーカーはDCユニバースにおける最も危険なキャラクターのひとりで、フィリップス監督による劇場版のオリジンストーリーでは、特にその特徴が際立っていた。映画の公開を受け、批評家の間では、特に米国が銃乱射事件や暴力事件に悩まされ続けているなかで、『ジョーカー』のような映画の必要性について議論になった。 今回ガガを起用したのは、続編の公開にあたり、劇場に足を運ぶ女性を増やすための戦略のようだ。彼女は世界的なポップスターであるだけでなく、優れた女優でもあるため、この戦略はうまくいく可能性が高い。ガガは、2018年の映画『アリー/スター誕生』のアリー役でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされただけでなく、同作の主題歌『シャロウ ～『アリー/スター誕生』 愛のうた』でアカデミー歌曲賞を受賞している。また、リドリー・スコット監督の『ハウス・オブ・グッチ』でパトリツィア・レッジャーニ役を演じ、オスカーノミネートが有力視されながらも落選してしまったことでも話題に。