一山麻緒選手にエールを送る園児たち＝出水市の「太陽の子鹿島こども園」

　パリ五輪女子マラソンに出場する鹿児島県出水市出身の一山麻緒選手（２７）＝資生堂＝が通っていた、太陽の子鹿島こども園（旧鹿島保育園、同市知識町）の園児らが活躍を願う横断幕などを作った。８月１１日の本番に向けて「まお先輩頑張って」とエールを送った。 【写真】園内に飾る一山麻緒選手の紙面や園児の頃の写真＝出水市の「太陽の子鹿島こども園」

　一山選手は鹿島保育園の２００３年度卒園生。太陽の子鹿島こども園の園児１０７人は１６～１９日、五輪マークを描いた縦６０センチ横１４０センチの横断幕や、メッセージを書いたうちわを手作りした。一山選手への手紙を書く園児もいた。 　武内涼華ちゃん（５）は「日本の旗を作った。頑張って応援する」。原田結唯ちゃん（５）は「私も一山選手のように速く走りたい」と笑った。隈崎哲也園長（５５）は「麻緒さんは活発で元気な子だった。パリのスタート地点に無事に立って、力を発揮することを願っている」と語った。 　同園は横断幕や手紙、一山選手が園児の頃の写真を後日、家族に渡す予定。