【ザ・ノース・フェイス】心までポカポカ!? 次世代素材を使った“ヌプシ”は冬用ブーティの王様だ!/編集長 奥家の『コレ買いです』Vol.34
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、冬用ブーティの決定版といえるザ・ノース・フェイス「【Brewed Protein】オービット ヌプシ ダウン ブーティ」の温かさを実感してみました! 【画像】冬でも暖かい!ザ・ノース・フェイス「ヌプシブーティ」の新作を詳しく、写真を見る(全10枚)
ヌプシがあれば冬でもポカポカ気分になれる!
ザ・ノース・フェイス「【Brewed Protein】オービット ヌプシ ダウン ブーティ」 ¥38,500(税込) ザ・ノース・フェイスといえば、数多くの看板アイテムを抱える超人気ブランドなわけですが、特にこの時期になってくると関係者間でも話題に上るのが「ヌプシブーティ」です。 「ダウンテントシューズを起源に進化したヌプシブーティ。2006年のデビュー当時から継続して機能性・利便性を追求し続ける、ザ・ノース・フェイスのフットウェアにおける代表的なプロダクトです」(公式webサイトより) かくいう私も愛用者の一人。寒さの厳しい冬を迎えると、先に体や頭の防寒対策を考えてしまうものですけど、実は足先から伝わってくる冷えというのもかなり大きいんですよね。たっぷりのダウンを封入したヌプシは本当に温かくて、寒風吹きすさぶ屋外に出ていてもポカポカとした気分でいられます。 冬のアクティビティはもちろん日常的にも履きたくなる一足で、かれこれ10年以上にわたって歴代の「ヌプシブーティ」を履いてきました。最近はこどもが参加しているスポーツクラブの練習を見学する機会が多く、外で3~4時間は立ちっぱなしなんですが、「ヌプシブーティ」があると苦にならないんですよね。 そして今回ご紹介するのが、そんな「ヌプシブーティ」の最新作となる「【Brewed Protein】オービット ヌプシ ダウン ブーティ」。その実力をチェックしてみました。
8年の開発の末に実現!次世代の素材であるブリュード・プロテインを採用!
さて今回のヌプシですが、商品名の頭に見慣れない言葉がつけられているのをお気づきでしょうか。「【Brewed Protein】オービット ヌプシ ダウン ブーティ」……このブリュード・プロテインとは、国内発のバイオベンチャーであるスパイバー社が開発したサステナブル素材なんです。 スパイバー社は人工合成クモ糸素材「QMONOS®」で一躍有名になった企業です。今回のブリュード・プロテインも、同社のテクノロジーによって生まれた先進の人工タンパク質素材。植物由来の糖類を原材料に微生物の発酵プロセスによって生産されたもので、従来の動物由来、合成素材に代わるソリューションを提供し得る次世代の素材として期待されているとのこと。 ザ・ノース・フェイスは2015年からスパイバーと協力体制を構築しており、8年の歳月を経た今年、いよいよ商品化が実現しました。この「ヌプシブーティ」の他、「ヌプシジャケット」「バルトロライトジャケット」「マウンテンジャケット」「デナリジャケット」というブランドを代表するアイテムにブリュード・プロテインを採用。いずれのアイテム名にも「O(オービット)」のワードが付けられています。 今作のアッパーには、ブリュード・プロテイン60%、ウール25%、ナイロン15%を混紡した生地が使われています。見た目はウールの存在が効いているのか、わずかに起毛感があってナチュラルな雰囲気。触ってみると適度なハリがあり、アッパーに求められる頑丈さも感じました。 ブリュード・プロテインが配合されることによって果たされるのはサステナブルな生産プロセスの構築(ザ・ノース・フェースでは「リジェネラティブサークル」と提唱)であって、機能や見た目に大きな違いはもたらされません。しかし、「普通に使える」からこそ期待されている新素材。それをいち早く手にすることにはやっぱりうれしい気持ちに浸れますし、環境にいいことをしていると思うと、なんだか心までポカポカしてきます。