日本の悲願を背負った斉藤立は涙「本当に顔向けできない。すみませんでした」王者リネールに計13分30秒の戦いで2敗 柔道混合団体は2大会連続銀メダル
◇パリオリンピック2024 柔道混合団体決勝(大会9日目=日本時間4日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】2度激闘を演じた斉藤立選手とリネール選手 柔道の最終日を締めくくる混合団体の決勝では、日本は地元フランスと激突。3勝4敗で2大会連続、決勝の舞台で敗れました。 連勝スタートを切った日本。男子90キロ超級では斉藤立選手が、男子100キロ超級金メダリストのリネール選手に7分超えの激闘の末に、内股一本をくらい敗れます。 その後3勝3敗となり、勝負を決める7戦目はデジタルルーレットによる抽選が行われ、男子90キロ超級に決定。再び斉藤選手とリネール選手が激突しましたが、互いに2つ指導を受けて迎えた6分26秒に大内刈で一本をくらい敗戦。2大会連続でフランスに屈しました。 斉藤選手は試合後、「代表戦でもう一度チャンスをもらって挽回するチャンスだと思ったんですけれど、同じようにやられてしまって悔いが残る試合です」と言葉を絞り出しました。 王者リネール選手とは、2試合計13分30秒の激闘。最後、日本の命運を背負った23歳は、「だんだんと自分のペースになってきて、これからってときに技をかけられて、今日勝たないと、いつ勝つんだっていう場面で勝てなくて、本当に顔向けできないです」と滴る汗とともに涙。インタビュー終わりには「すみませんでした」と言葉を残しました。