『どん平』のとんかつは「サク&とろふわ」 煮込んだ豚バラを揚げる唯一無二の味
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・宮ノ前のとんかつ店『どん平』です。 【画像ギャラリー】夜の名物メニュー「炎の酒鍋」がコレ
衣の中に潜むのはじっくり煮込んだとろふわ豚肉
サクッと揚がった衣の中から現れるのは、とろりと柔らかな豚バラ肉。酒や醤油で6~7時間かけて煮込み、ひと晩寝かせたそれは余分な脂が抜け落ちて、あっさり軽やかな仕上がりだ。 しかもソースでなく自家製のデミグラスで食すのも唯一無二だろう。さらに卓上の中濃ソースも合わせれば、ほのかな酸味が加わってキリッと引き締まった味わいに。 とんかつと麦とろセット定食1500円 これを生んだのが先代のおやじさん。妹の嫁ぎ先が「浅草むぎとろ」だった縁もあり、とろろ汁付きのセットも定番だ。 さらにもうひとつのオリジナルが「炎の酒鍋」。日本酒を張った鍋に火を付けファイヤー!煮切った酒で豚しゃぶを楽しんでから、次はダシを注いで寄せ鍋に。とんかつと鍋、昭和から受け継いだ独自の味は今も健在だ。
宮ノ前『どん平』
[住所]東京都荒川区西尾久2-2-5 [電話]03-3893-8982 [営業時間]11時~13時半LO(売り切れ次第終了)、17時半~21時 [休日]日・祝 [交通]東京さくらトラム宮ノ前駅から徒歩2分 おとなの週末2024年7月号は「下町ぶらグルメ」 撮影/西崎進也、取材/菜々山いく子 ※2024年3月号発売時点の情報です。