伊万里港出港のフェリー、長崎県沖で運行不能に 伊万里海上保安署など救助
5日午前7時20分ごろ、長崎県松浦市の青島沖で、伊万里市の伊万里港から長崎県佐世保市の宇久平港へ向かっていたフェリー「たらまゆう」から「船内の電源が喪失してしまった。救助してほしい」と唐津海上保安部に要請があった。伊万里海上保安署の巡視艇ゆみかぜと民間のタグボートが救助のため出動し、同日正午に伊万里港内の久原北3号岸壁に着岸した。けが人はいなかった。 伊万里海上保安署によると、現場は青島沖の北約1・2キロ。フェリーは同日午前5時50分に伊万里港の七ツ島岸壁を出港し、エンジントラブルが発生して航行できなくなった。船員5人と乗客3人が乗っていた。浸水や油の流出などもなかった。 フェリーの船籍は神戸市で、工事業者と資機材を運ぶために利用されている。当時はセメント車2台や10トントラックなど工事車両5台も積載していた。