「あんな機体でMA撃退…!?」アムロ・レイがガンダム搭乗以外で挙げた「恐ろしすぎる戦果」
■まさかの輸送機で大金星未遂?
アニメ『機動戦士Zガンダム』の第14話では、連邦軍の監視下に置かれていたアムロが、空港で発進を待っていた輸送機を強奪して逃亡。ハヤトやカミーユのいる輸送機アウドムラを目指す。 そのアウドムラは、連邦の「ブラン・ブルターク」が乗る可変モビルアーマー・アッシマーの攻撃を受けていた。カミーユ・ビダンのガンダムMk-II、クワトロ・バジーナの百式が迎撃するが、圧倒的な機動性能の前に苦戦を強いられていた。 輸送機の中から、その戦況を冷静に見極めたアムロは、同乗していたカツ・コバヤシを先に降ろすと、アッシマーに向かって接近。背後から輸送機を激突させると、アッシマーを撤退に追い込んだ。 アムロはちぎれた輸送機のコクピットからきっちりパラシュートで生還しており、すべて計算の上での行動だったと思われる。 カミーユとクワトロが2機がかりで苦戦したアッシマーを、武装すらない輸送機で撃退したアムロの技量に驚かされた場面だった。
■スペックの劣る機体でシャアとギュネイを翻弄?
劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の序盤、シャア率いるネオ・ジオンの部隊が、小惑星「フィフス・ルナ」の地球落下作戦を敢行。その作戦を阻止しようとするロンド・ベル隊との戦いが描かれている。 このときアムロは、Zガンダムの量産化を目指して開発された試作機「リ・ガズィ」に乗り、強化人間の「ギュネイ・ガス」が乗るニュータイプ専用機ヤクト・ドーガと交戦していた。 アムロは、ヤクト・ドーガが放ったファンネルの攻撃を、バック・ウェポン・システムによるスペースファイター形態で華麗に回避し、すぐさま反撃に転じる。 アムロが狙い撃ったリ・ガズィのビーム・ライフルは、ヤクト・ドーガを正確に捉えていたが、援護に現れたシャアのサザビーによって撃破を阻止される。 その後アムロは、サザビーとヤクト・ドーガの2機に追われながら、サザビーのビーム・ショット・ライフルを破壊したり、ヤクト・ドーガの脚部を損傷させたりと、後退しながら互角以上の戦いを見せた(シャアも本気ではなかったが)。 リ・ガズィの性能は、サザビーどころかヤクト・ドーガにも劣っており、この機体で2機を相手にしながら余裕で生還を果たしたアムロの技量の高さは、まさに驚異である。 このようにアムロ・レイはガンダム以外の機体に搭乗したときも、十分すぎるほどの戦果を挙げてきたことが分かる。今回はアニメ作品の中からインパクトのあったシーンをピックアップしたが、コミックスなどの外伝作品でも、アムロはさまざまな機体に搭乗しているので、そちらの活躍をチェックしてみるのも面白い。
クロハチ