広島・美鈴が丘高に新学科「グローカル探究科」 市教委、2025年度設置へ
広島市教委は26日、美鈴が丘高(佐伯区)の普通科を改編し、2025年度に「グローカル探究科」を設置すると明らかにした。国の高校改革に対応。地域の魅力や課題を探究する授業を取り入れ、地域共生社会の担い手となる人材を育てる。 定員は1学年6クラス計240人で現在の普通科と同規模。1年時に情報収集など探究の手法を学ぶ「未来計画」を、2、3年時に地域の課題発見などに取り組む「総合的な探究の時間」を設ける。3年時には、大学入試で主に総合型選抜を目指す生徒向けの「グローカル探究型」か、一般選抜を想定した「文理探究型」を選択する。 授業では区や地域の団体、企業と連携を図る。海外の高校とのオンライン交流などで国際的な視野も養う。26日の教育委員会議で新学科の設置を報告した市教委は「地域に愛着を持ち、地域社会の担い手となる人材を育てたい」としている。
中国新聞社