グリーン・グループのジョコビッチとシナーがシングルス決勝に進出 [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
グリーン・グループのジョコビッチとシナーがシングルス決勝に進出 [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の大会7日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、シングルスはグリーン・グループから勝ち上がったノバク・ジョコビッチ(セルビア)とヤニク・シナー(イタリア)がチャンピオンの座をかけて対決することになった。 ~Nitto ATPファイナルズで2年連続7度目の優勝に王手をかけたジョコビッチ選手~ シングルスはアフタヌーンセッションで第4シードのシナーが第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 6-7(4) 6-1で振りきり、イブニングセッションでは第1シードのジョコビッチが第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3 6-2で下してそれぞれ決勝進出を決めた。 同大会に6年連続16回目の出場となる36歳のジョコビッチは、2年連続9度目の決勝で最多記録で並んでいるロジャー・フェデラー(スイス)を抜く7度目の優勝を目指している。 欠場者が出たため代役として途中から出場した2年前の大会では1勝1敗に終わっていた22歳のシナーはグループステージから4連勝で勝ち上がり、キャリア最大のタイトルにあと1勝と迫った。 ふたりはラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で対戦し、シナーが7-5 6-7(5) 7-6(2)で勝って過去3戦全敗だったジョコビッチから初勝利を挙げていた。 ダブルスでは第5シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)とディフェンディング・チャンピオンで第6シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が勝ち上がり、決勝は全勝対決となった。 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位 <大会7日目◎試合結果|11月18日> ■決勝トーナメント|男子シングルス準決勝 ○1ヤニク・シナー(イタリア)[4] 6-3 6-7(4) 6-1 ●2ダニール・メドベージェフ(ロシア)[3] ○4ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-3 6-2 ●3カルロス・アルカラス(スペイン)[2] ■決勝トーナメント|男子ダブルス準決勝 ○1マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[5] 7-5 6-4 ●2ロハン・ボパンナ/マシュー・エブデン(インド/オーストラリア)[3] ○3ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[6] 7-6(5) 3-6 [10-7] ●4サンティアゴ・ゴンサレス/エドゥアール・ロジェ バセラン(メキシコ/フランス)[4]
テニスマガジン編集部
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