アンカハス「フィリピンのため」 ボクシング、井上拓真に挑戦
世界ボクシング協会(WBA)バンタム級タイトルマッチで王者の井上拓真(大橋)に挑戦するジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が20日、東京都内で練習を公開し「今、フィリピン人の世界王者はいない。国のためにベルトを持ち帰るというハングリーさを見せたい」と意気込んだ。 シャドーボクシングやミット打ちなどを1ラウンドずつ披露した。世界スーパーフライ級王座を9度防衛したアンカハスは「経験や適応力は自分が上。減量もきつくなく、自信を持って臨める」と穏やかな表情で話した。視察した大橋ジムの大橋秀行会長は「穴がない。パンチは軽く打ってもスナップが利いている」と警戒した。