サバレンカ、パリ五輪金メダリストのジェンを破り4年連続準決勝進出「美しいトロフィーを手にできるようにベストを尽くす」[全米オープン]【テニス】
昨年準Vのサバレンカが4年連続で4強入り
現地9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク2位)が、パリ五輪金メダリストで第7シードのジャン・チンウェン(中国/同7位)を6-1、6-2で下し、4年連続で準決勝に進出した。 【動画】サバレンカ、パリ五輪金のジェンを圧倒し4強 マッチハイライト 今年1月の全豪オープンで大会連覇を成し遂げた26歳のサバレンカ。前哨戦のWTA1000シンシナティでは、世界1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)や同6位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)を破って、失セット0で今季2勝目を挙げた。 その勢いは今大会も継続。3回戦で1セットを落としたものの順当に勝ち上がり、肩の負傷で欠場した今年のウィンブルドンを除いて2022年の全米オープンからグランドスラム出場8大会連続で準々決勝に進んだ。 準々決勝ではパリ五輪金メダリストのジェンと対戦。昨年の全米オープン準々決勝、今年の全豪オープン決勝で対戦しており、いずれもサバレンカがストレートでジェンを下している。 第1セット、互いに不安定なサービスゲームとなったが、これを生かしたのはサバレンカ。第2ゲームで先にリードを奪うと、徐々にリズムを掴み始めると、自慢の強打がジェンを襲う。第6ゲームで2度目のブレークに成功し、6-1で第1セットを奪った。 続く第2セットでも第1ゲームでジェンのサーブが乱れて、サバレンカがブレークでスタートする。サバレンカは最後までジェンに流れを渡さず、第5ゲームでリードを広げて6-2と、ストレートの快勝で4年連続で準決勝に進んだ。 「とても大きな勝利ね。この試合を2セットで勝てたことは本当にうれしいし、今日のプレーに満足している」と試合後に語ったサバレンカ。「優勝候補になることが重要なのではなく、そのためにどれだけハードに戦えるかが重要。 試合では、自分のベストを感じられないタフな瞬間もあるだろうし、それを乗り越えなければならない。この美しいトロフィーを手にできるようにベストを尽くす」と、昨年の雪辱を果たしたいとした。 準決勝では、第26シードのパウラ・バドサ(スペイン/同29位)を6-2、7-5で破った第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ/同12位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部