ヤクルト・高津臣吾監督、秋季キャンプは「投げ込み」「打ち込み」「走り込み」ミッチリ指令
徹底的に鍛え上げる!! ヤクルトは31日、神宮外苑で行っていた秋季練習を打ち上げた。11月2―17日に行われる松山秋季キャンプに向け、高津臣吾監督(55)が各部門のコーチ、担当者に「投げ込み」「打ち込み」「走り込み」を指示したことを明かした。 「ピッチングコーチには投げる量を、バッティングコーチには振る量を、コンディショニング担当には走る量をしっかりやってくれと伝えている。投げ込み、打ち込み、走り込みはしっかりやっていきたい」 2年連続リーグ5位に終わった今季は、主力を中心に故障者が続出。戦力の底上げが課題となっており、若手中心の秋季キャンプは絶好の機会だ。投手には球数のノルマなどを設定するといい、量をこなして心身と技術面の向上を図る。 野手は各分野に特化してスキルアップを図る。グループ分けをして「打撃中心の組」や「守備と走塁中心の組」など日ごとに一極集中で猛練習を行う予定。嶋ヘッドコーチは「とにかく秋は個人のスキルを上げることが目的。全部やって全部が中途半端になっても駄目」と説明。大松打撃チーフコーチはスイング数について「1500ぐらいはマスト。めちゃくちゃ多い」と予告した。 ただ量をこなすのではなく、出力を上げること、再現性を高めることなど多くの面で成長を促すことが目的。松山の地から、V奪回の土台を築く。(赤尾裕希)