アジア杯に呼びたかった…。欧州で輝く23歳以下の日本人選手(10)パリ五輪世代のトップ! 世界に誇る天才
現在AFC U-23アジアカップカタール2024が開催されている。U-23サッカー日本代表がパリオリンピックに向けて熱戦を繰り広げているが、そのメンバーに登録されていない選手の中にも優れた才能を持つ者がいる。今回は欧州クラブで輝く23歳以下の日本人選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
MF:久保建英 生年月日:2001年6月4日 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン) 23/24リーグ戦成績:25試合7得点3アシスト 久保建英をパリオリンピック世代トップの選手と呼んでもさしつかえ無いだろう。この世代には優れたタレントが多く存在するが、レアル・ソシエダで世界的な名手へと成長した久保はその中でも群を抜いた存在だ。 昨季のソシエダ加入からまたたく間にチームの中心選手となった久保は、今季も最高のスタートダッシュを切った。ジローナとの開幕戦で早速ゴールを記録すると、9月度はリーグ月間MVP受賞という日本人初の快挙も成し遂げた。中盤戦以降はゴールやアシストといった直接的な得点関与のペースは落ちたが、依然として世界の注目を集めている。 久保はクラブにとって欠かすことのできない重要な選手である。そのことはソシエダが彼に対して2029年6月までの長期の契約延長を提示したことからもうかがえる。2月にその契約にサインした後も人気銘柄の久保にはビッグクラブからの関心が絶えず、現在はリバプールが本格的に交渉に乗り出しているとも噂されている。 U-23日本代表がパリ五輪に出場となれば、当然久保のメンバー選出が期待されることになるだろうが、その存在の大きさゆえに招集は容易ではないだろう。涙をのんだ東京五輪に引き続き、日本の至宝が再びオリンピックのピッチに立つことはあるだろうか。
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