AI技術活用し新たな写真の形も! 東京ビッグサイトで体験イベント
AIやメタバースの技術を使った新たなサービスが体験できるイベントが東京ビッグサイトで開催されました。 会場では、360度を囲む形でカメラが設置された装置の中に入るとわずか1秒で全身の写真を撮影できるというサービスも紹介されています。撮影後、AIによって立体的な画像が作られ、3分ほどで3Dのデータが出来上がります。完成したデータでは撮影時の姿を振り返るだけでなく、3Dプリンターを活用するとフィギュアとして残すこともできるということです。 「新たな写真の形」となるこのサービスの開発に至るには、実は“親としての思い”があったといいます。出展しているKDDI・事業創造本部の福井啓允さんは「私自身が娘の写真をたくさん撮っていたが、どうしても写真だと満足できなくて、姿・形がより分かるような3次元に残したいというところから始まった。厚みをもって見ることもできるし、ARなら等身大で表示することもできる。『あの時この大きさだったね』というのがよみがえるので(写真と比べても)表現力の違いがあると思う」と話します。 担当者は「今後は3Dもオプションとして撮ってもらい、思い出をより鮮明に残す文化を作りたい」としています。 イベントでは他にも、仮想空間での体験を通して工事現場や工場での事故防止を学ぶコンテンツなども出展されているほか、VR空間に立体的な絵を描くアーティストによるパフォーマンスなども行われました。