『SHOGUN 将軍』がゴールデン・グローブ賞で4冠 真田広之、日本人初の主演男優賞「撮影中には想像もできなかった」
アンナ・サワイが主演女優賞、浅野忠信が助演男優賞
米国の映画、テレビドラマに与えられる「第82回ゴールデングローブ賞」の授賞式が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、『SHOGUN 将軍』の主演・プロデュースを務めた真田広之がテレビドラマ部門の主演男優賞を受賞した。同作では、作品賞、俳優の浅野忠信が助演男優賞、アンナ・サワイが主演女優賞を受賞し、4冠の快挙を達成した。日本人俳優による主演男優賞、助演男優賞受賞はいずれも初めて。主演女優賞では、1980年、『将軍 SHOGUN』で受賞した島田陽子さん(故人)以来、2人目となった。 【写真】「横顔がそっくり」「横顔が神」…真田広之の息子で俳優の手塚日南人 戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説“SHOGUN”が、『トップガン マーヴェリック』の原案を手掛けたジャスティン・マークスや、真田らハリウッドの製作陣により、ディズニー傘下のFXが手掛けるドラマシリーズとして誕生。真田はプロデューサーと吉井虎永役を務めた。 真田は第82回ゴールデン・グローブ賞のテレビドラマ部門の主演男優賞に輝いた。また、俳優のアンナ・サワイが主演女優賞、俳優の浅野忠信も日本人俳優として初の助演男優賞を受賞し、テレビドラマ部門の作品賞をはじめ計4つの賞を受賞した。 真田は受賞後のスピーチとは別に、「この度は『SHOGUN 将軍』にて、栄えあるゴールデン・グローブ賞を賜り、大変光栄です。長い旅路の果てにこの様な結果が待っていようとは、撮影中には想像もできませんでした。全ては皆で力を合わせた賜物と、関わった全ての方々に感謝いたします。そして作品を応援して頂いた世界中の視聴者の皆様に、心より御礼申し上げます。今後とも、『SHOGUN 将軍』をよろしくお願いします」と声明を発表している。 授賞式壇上のコメントは以下の通り。 〇真田広之(吉井虎永役) 「ゴールデン・グローブ賞に私を選んでくださり、ありがとうございます。素晴らしいノミニーの方々と一緒にここにいられることをとてもうれしく思います。そして、FX、ディズニー、Hulu、そして『SHOGUN 将軍』のキャストとクルーの皆さん、この素晴らしい旅を共有してくれてありがとう。そして、私の人生に関わってくれたすべての人に感謝を伝えたいです。皆さんのおかげで私はここにいます。そして、世界中の若い俳優やクリエイターたちに伝えたいです。自分らしくいてください。自分を信じて、決してあきらめないでください。頑張ってください。ありがとう」 〇アンナ・サワイ(戸田鞠子役) 「感謝したい人がたくさんいますが、手短に言わせていただきます。私に投票してくださった皆さん、ありがとうございます。私ならキャシー・ベイツに投票しますが。素晴らしい脚本家たちにも感謝したいです。素晴らしい脚本がなければ、私たちは最大限のパフォーマンスを発揮することはできなかったでしょう。他の皆さんにも心より感謝したいです。ありがとうございました!」 〇浅野忠信(樫木藪重役) 「みなさん、私のことを知らないかもしれませんが、私は日本の俳優です。私の名前は浅野忠信です。いま日本で撮影中なので、授賞式が終わったら今夜すぐに東京に戻って、明日から撮影をしなければなりません。そんな僕に大きな大きなプレゼントを頂きました。ありがとうございます!『SHOGUN 将軍』チームのみなさん、本当にありがとうございます!」
ENCOUNT編集部