「僕には実力があるからそれを見せつけたい」ベンチ降格となったラッセルだが自信は失わず「ただ勝ちたいだけ」<DUNKSHOOT>
「僕は誰からも何かを検証してくれとは求めちゃいない。自分の実力はよくわかっている。そのポジションでやっていれば、成功できるんだ。けどもしそうじゃないなら、自分のゲームをアジャストしていかないといけない。 今の僕に検証や称賛はいらない。僕には実力があるから、そのことを見せつけたい。僕はチームメイトたちへ余計な心配や動揺を与えたくないんだ。僕ならうまく対処できるさ」 9日を終えて、レイカーズはウエスタン・カンファレンス7位の5勝4敗(勝率55.6%)。西は今季もここまで15チームのうち11チームが勝ち越す大混戦だけに、必要であればラインナップにメスを入れるのはスマートな判断とも言える。 「僕はただ勝ちたかっただけなんだ。どう起用されようと、その計画が変わろうとも、コーチが何を求めてこようと、勝利を掴もうとしていくだけ。ベンチ起用だってそのうちのひとつってことさ」(ラッセル) デイビスとレブロンが引っ張るレイカーズは、今後ウイングのジャレッド・ヴァンダービルト、ビッグマンのクリスチャン・ウッドが戦列復帰できれば、フロントコートの選手層はさらに厚みを増す。 その反面、バックコート陣のディフェンス力、得点力、プレーメーキング力に不安があるとはいえ、ラッセルがベンチスタートになることでいくつか解決できるならば、シーズン序盤に指揮官が下したこの決断が白星先行へつながることになるかもしれない。 文●秋山裕之(フリーライター)
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