厚労相「事実確認行う」 訪問看護、報酬の過剰請求疑い
武見敬三厚生労働相は8日の衆院厚労委員会で、精神科の訪問看護事業者が診療報酬の過剰な請求を指摘されている問題を巡り「(訪問は)患者の心身の状況を踏まえて決めるべきで、一律に上限回数とするような運用は適切ではない。必要に応じて事実確認を行う」と述べた。 問題が指摘されているのは、精神科の訪問看護事業者で最大手とされる「ファーストナース」(東京)。同社は「あやめ」という名称で訪問看護ステーションを運営している。患者の状態に関係なく、可能な限り訪問回数を制度の上限である週3回にするよう全社的に看護師らに指示していたことが、共同通信の取材で分かった。