[山口県]幸せの「ドクターイエロー」走行 県内沿線に鉄道ファンらも集結
見ると幸せになると言われる黄色い新幹線「ドクターイエロー」が18日、日中に山口県内の山陽新幹線を走行した。JR西日本と東海が13日に引退させると発表したこともあり、沿線には雄姿を一目見ようと集まった鉄道ファンらがカメラを手に待ち構えていた。 ドクターイエローの正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。この日、県内を検測のため走行したのはJR西日本が所有する「T5編成」で、博多から新大阪まで「のぞみ」のルートで走った。防府市の国道2号と並走する撮影ポイントでは、待ち構えていた鉄道ファンらが撮影を楽しみ、偶然通りかかったドライバーは思わずブレーキを踏んで横目で見送っていた。 ドクターイエローはT5編成とJR東海所有の「T4編成」が交互に、10日に1度の頻度で東海道・山陽新幹線の電気と軌道設備の検測を行っている。JR東海は来年1月に、JR西日本は2027年以降をめどにドクターイエローによる検測を終了すると発表している。