境港市に新たな焼却炉竣工 焼却熱を活用する「サーマルリサイクル」発電が特徴 陸上養殖にも活用(鳥取)
山陰中央テレビ
鳥取県境港市に発電機能を備えた焼却炉が完成し、30日に竣工式が行われました。 新しい焼却炉ができたのは、環境事業を手掛ける境港市の「三光」の潮見工場です。関係者約50人が参加して竣工式が行われ、完成を祝いました。 この焼却炉では、一般廃棄物のほか汚泥や廃プラスチックなどを燃やすことができ、新たに稼働することで、この工場の処理能力は約2倍になり、多くの廃棄物を安定的に処理できるということです。 三光・三輪昌輝社長: 今回の炉が、今までの炉よりも性能が良くなった。処理できる品目が増えるところもあり、より地域に貢献できると思っています。 この焼却炉の最大の特徴が、サーマルリサイクルによる発電です。廃棄物を燃やす時に発生する「熱エネルギー」を活用して発電し、地域の電力会社に販売するほか、海産物の陸上養殖にも活用するということです。新たな焼却炉は、8月初旬に稼働予定です。
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