割れんばかりの歓声か、耳をつんざくようなブーイングか
「スペインには素晴らしいリーグがある」
強硬な姿勢に打って出た。月曜の時点でトゥヘル解任の場合は、チェルシーで。
いずれにせよ、リヴァプールとバルセロナは指揮官が代わる。バイエルンも新しいボスを模索中だ。早ければ2月中にモウリーニョ就任、とすらいわれている。繰り返すが、トゥヘルにとって公式戦10敗はマイナスだ。
また、ユナイテッドにおけるフットボール部門の実権を握ったジム・ラトクリフ卿は、テンハフに満足していない。マンチェスター・シティから引き抜いたオマール・ベラダCEOをプロジェクトの中心に据え、新監督の人選に入ったとの情報も聞こえてきた。
さらに厳格化する財務規定違反を考慮し、違約金が発生しないフリーランスに接触を図るチームも現れる。モウリーニョ、コンテ、ロペテギは実績十分だ。
2024年の公式戦は4分4敗(ゴールレス5試合!)と極度の不振に陥ったウェストハムが、モイーズ解任→ポッター就任のプランで動き出したとの噂もある。フリックが新エージェントに雇ったビニ・ザハヴィは、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長と親交が厚い。
「道は険しかったとしても、わたしなら克服できる。自分を信じられないのなら、いまここにはいないよ」
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラの名言だ。
みずからの腕に絶対の自信を持つ候補者たちを待っているのは、割れんばかりの歓声か、耳をつんざくようなブーイングか。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹
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